あたまの中身は線路だらけ

ダイヤ論、配線論など鉄道に関する話題を語ります。鉄道車両のサイドビューを模した色々使える小さな画像「TrainChip」の公開も。

【TrainChip】《過去記事から》小田急4000形がさよなら運転【エイプリルフール】

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地味で愚直な輸送戦士が、最後に贈られた晴れ姿

これは今から13年前の、冬のある日の出来事…
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《2004年12月11日の朝刊記事から》
世田谷代田-喜多見間が新たに複々線となり快速急行の新設等でスピードアップと利便性向上が図られる小田急線で、翌11日のダイヤ改正を前に同社最古参の車両である4000形が定期運用から引退することになり10日、37年前に走った「お買い物電車」のカラーに身を包み、最後まで残った6連1編成と4連1編成がそろって最後の運転を終えた。

4000形は今から約40年前、当時走っていた小型車の機器を流用して車体を大型化する形で登場。その収容力の大きさを武器に、高度成長期で沿線人口も増加の一途をたどる小田急線の通勤輸送に大活躍した。
その一方で最新型の車体を持ちながら制御機器は旧型車のお下がりとあって、出発時に「ウィーン」とモーター音を唸らせるそのノスタルジックな姿にファンも多かった。
しかしその性能ゆえにスピードアップや過密ダイヤの中での定時輸送には苦しむ一面もあり、1985年からは廃車された中型車の制御機器を譲り受けてほかの車両と性能を統一し併せて冷房機器を取り付ける工事が行われ、以後20年近くにわたって走り続けてきたが車体の老朽化が進行したため最新車両への置換えが決まり、ほぼ同時期に登場した2600形が今年6月に運用を終了して引退したのに続いて引退を迎えることになった。

小田急によると当初は引退に際して特別なイベントを実施する予定はなかったが、所属する海老名検車区大野出張所の職員らが中心となる形で「最後に一世一代の晴れ姿を」という声が社内から上がったという。引退記念のさよなら運転こそ準備の余裕がなく見送らざるを得なかったものの、引退の1週間前になって急遽昔懐かしい「お買い物電車」の塗装を復活させることが決まり、隣接する大野工場にて一昼夜の突貫工事により懐かしい姿がよみがえった。

塗装変更の翌日から直通運転を行っている箱根登山鉄道線(小田原‐箱根湯本間)を含めた小田急全線で急行から各駅停車まで幅広く活躍。準備の時間がなかったためにこの復活塗装について小田急からマスコミや利用者向けの発表は行わなかったが、走り始めてすぐに目撃した利用者から「あの電車は何だ」という問い合わせが同社のお客さまセンターに多数寄せられたといい、関心の高さを窺わせた。

4000形最後の運用となったのは新宿着15時**分の箱根湯本・片瀬江ノ島からの臨時急行電車で、6連1編成と4連1編成がしっかり手をつないで新宿駅3・4番線のホームに入線すると集まった鉄道ファンから一世に拍手と「お疲れさま!」という労いの言葉を贈られた。夕方の帰宅ラッシュが始まる直前の時間とあって新宿駅での滞在時間はわずか10分少々と短いもので、乗客を降ろしてしばらくすると車外の表示を「回送」に替え、慌ただしく新宿駅を後にして足早に相模大野の車両基地へと帰っていった。

小田急電鉄広報の○○さんは「登場以来地味な役回りに徹してきて、その役目を愚直にこなしてきてくれたという印象がある。2600形のときと違って準備の時間もなくて最後を華々しく飾ってあげられなかったのは申し訳ない気持ちもあるが、こうしてささやかながらも最後に晴れ姿をお披露目できたことは何とも感慨深い」と目を潤ませていた。

実際は、最後の最後まで地味で愚直なまま去っていった…。

嘘ですよ、ウソウソ。
きょうはエイプリルフールです。

実際の旧4000形は引退の予告などもなく、ある日いきなり運用終了しちゃいました。
もちろん引退を前に「お買い物電車」の塗装になったこともありません。
おまけにこの当時は「湘南急行」「多摩急行」の時代で、箱根・江ノ島分割急行なんかこの10年も前からとっくになくなってます。
(本当なのは、旧4000形の最終運用が4000形どうしの併結急行(定期急行で、箱根湯本・片瀬江ノ島始発じゃありません)だったことと、大野総合車両所(旧大野検車区部分)が当時海老名検車区の出張所だったってことだけ)

お願いですから、この件について小田急本社等には絶対に問い合わせないでください。
(だいたいどこの朝刊だかも言ってないし、広報の○○さんって誰なんだよ…(^^; )

いやぁね、2600形が引退に際して旧塗装に塗り替えてもらったりさよなら運転やったりしたのに比べると旧4000形の引退ってあまりに呆気なさすぎて、むしろ可哀想に思えちゃったものですから‥

この「お買い物電車」の色にしても、2600形は2編成も用意されて1年半も活躍したのに対して4000形はたった1編成だけ、それも半年でもとの色(当時は紺と黄色の旧塗装)に戻されちゃったというしね。

本当、派手な活躍もなく地味な仕事ばかりだけど文句のひとつもこぼさず愚直にせっせと務め上げてきてくれたという印象があるんです。

だからせめて、最後にこんな感じで一世一代の晴れ姿を飾らせてあげたかった。
そういう願望で書き上げたものだと思ってくださいな。


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小田急通勤型電車のあゆみ (キャンブックス)

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小田急電鉄(私鉄の車両2)

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